乳汁分泌について

  • 2016年09月15日

おっぱいが出るなら母乳で育てたいという方は多いと思います。では、母乳はどうやって出るのでしょうか?

 

知っている方もいると思いますが、
乳汁は、プロラクチンとオキシトシンという2種類のホルモンの影響を受けています。

 

妊娠16週ぐらいからおっぱいを分泌する準備が出来てきています、、、ですから、28週ぐらいで残念ながら早産になってしまった。
なんて時でもおっぱいは出るのです!

 

みんな準備できてるのに、なんで沢山出る人と少ししか出ない人がいるの?
と、思いますよね~
なんででしょうか??

 

出産後2日ぐらいの間に分泌される母乳の事を
”初乳”と言います。これは、量的にはとても少ないものですが、免疫物質を多く含み腸内に膜を作り細菌から体を守ったり、胎便の排泄を助けたりします。是非飲ませたいですね。

 

2日目以降からは刺激の回数が多いほど分泌UPするという仕組みになります。
刺激の回数が多いって??
何回も吸わせて欲しいということです。吸ってもらう刺激(吸啜刺激)により乳汁分泌は促進されるのです。ですから、赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませて欲しいのです。

 

生後3週間ぐらいになると、次の段階に入ります、、、今度は、オートクリンコントロールの時期でして、片方のおっぱいを空っぽになるまで飲ませてもらい、空に近づけば近づくほど乳汁分泌が促進されるという仕組みです。
5分切り替えで左右を飲ませていた人も、この頃からは、片方をしっかり空に近づく様に飲ませ、まだ飲みたがったら反対を。
次の授乳は飲んでない方から、、、という具合です。

 

出産後はママの身体をしっかりと休め、プロラクチンとオキシトシンがしっかり分泌される様にしましょう。そして、直接母乳を吸わせる事、これが一番大事です。

 

image1